乳がん検診を探す

乳がん検診とは

乳がんは乳腺にできる悪性腫瘍で、わが国の統計によると女性がかかるがんの第1位であり、女性では4番目に死亡数が多い悪性腫瘍です。他の悪性腫瘍と比較し、比較的若い年代(30歳代から60歳代)における発症が多いとされています。乳がんの発生、増殖には女性ホルモンであるエストロゲンが重要な働きをするため、体内のエストロゲン濃度が高い状態が長く続く状態にあることで乳がんのリスクが高くなるとされています。

こんな人は乳がんに注意

具体的に乳がんになりやすい人の傾向は、初潮年齢が早い方(目安として12 歳以下)、閉経年齢が遅い方(同55 歳以上)、出産歴がない方、もしくは初産年齢が遅い方(同35 歳以上)、授乳歴がない方などがリスクが高いと言われています。近年、少子化、晩婚化などのライフスタイルの変化に伴い、日本でも増加し続けているようです。また、遺伝により乳がんの発生しやすいことも知られています。このようにリスクの高いと考えられる方は積極的に乳がん検診を受けられることをおすすめします。 一般的な検診の方法としては視触診とマンモグラフィが知られていますが、超音波検査が行われる場合もあります。また、従来は乳腺病変が発見された場合の精密検査として行われていた MRI を積極的に乳がん検診に取り入れようという動きもあります。それぞれの特徴を理解した上で、上手に検診をうけることが大切です。そして乳がん検診の基本はご自身でも可能な自己検診です。唯一「自分で早期発見ができるがん」といわれているくらいです。そして、早期の段階で発見するほど、完治できる可能性が高くなるがんであることは間違いありません。月一回の自己検診と1年に一回の乳がん検診で自分を守ろう。

乳がん検診の種類

乳視触診 マンモグラフィ 乳腺エコー検査
乳房MRI検査 自己検診  

乳がん検診のタイミング

マンモグラフィによる検診を基本として、最低でも2年に1回は検診をお受けになることをお勧めします。リスクが高いと考えられる方は毎年お受けになった方が安心かもしれません。ただし、マンモグラフィは被曝を伴うため、40歳未満の方に対しては毎年の受診はお勧めできません。超音波検査を組み合わせるなどの工夫が有効です。 尚、乳腺組織は月経周期に応じてダイナミックに変化しており、乳腺組織の発達した時期は検診に適さないと考えられます。自己検診、各種乳がん検診に関わらず、閉経前の方では月経開始後7~10日くらいの検診が最適といわれています。

【執筆】 松尾 義朋先生 放射線科専門医
イーサイトヘルスケア株式会社 代表取締役